J201308280236_R.jpgグリーンツーリズム事業を手掛ける第3セクター「大田原ツーリズム」(大田原市本町1丁目、藤井大介社長)は防災の日の9月1日、地元酒蔵の仕込み水入りペットボトルとパンの缶詰をセットにした防災備蓄商品を発売する。 

 下野新聞の新聞紙で製作したエコバッグ付きで、同社は「地域資源にこだわった。市民の防災意識の高揚に役立てば」としている。

 商品は、同市六ツ蔵の一つ「天鷹酒造」の仕込み水をボトリングしたペットボトル(500ミリリットル)と那須塩原市東小屋のパン製造販売「パン・アキモト」のブルーベリー味パンの缶詰のセット。東日本大震災発生で防災の大切さが見直される中、身近な地域資源や食材を生かした"大田原版"の備蓄商品を開発した。

 仕込み水は、同酒造敷地内でくみ上げられた那須山系の伏流水。同社によると、一般販売は初めてで、「ミネラルを多く含み、冷やして飲んでも、コーヒーや水割りにもお勧め」だという。缶詰は、大震災の被災地支援も行っているアキモトとタイアップした。缶のイラストは、小山市在住の若手画家が手掛け、大田原市のゆるキャラ「与一くん」がパステル調で描かれている。賞味期限はともに1年間。

 道の駅那須与一の郷で100セットを販売。700円。問い合わせは同社、電話0287・47・6759。